こんにちは。「眠れるもりの枕」開発チームです。
私たちの枕の最大の特長のひとつであるTPE素材の“六角形ハニカム構造”。
なぜ三角形でも、四角形でもなく、“六角形”を選んだのか?
今回はその理由と、そこに込めた想いを、お届けします。
🍯 ハニカム構造とは?
「ハニカム(honeycomb)」とは英語で“蜂の巣”のこと。
ミツバチの巣がきれいな六角形でできていることは、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
実はこの六角形の構造こそが、自然界が導き出した究極の機能美。
「効率よく、しなやかに支える」という目的において、六角形は非常に理にかなった形なのです。
◯ 円にもっとも近い「多角形」=六角形
私たちの体は直線ではなく、曲線の集合です。
特に首や頭、肩のラインは複雑で、部分ごとに微妙に異なる圧力がかかります。
六角形は、円にもっとも近い多角形。
それにより、どの方向から力がかかっても均等に支えてくれるという特性があります。
つまり、「点」や「線」ではなく、「面」で支えることができる。
だからこそ、首や頭の形状に沿って、自然に体圧を分散してくれるのです。
⚖️ 科学で証明された“体圧分散力”と“エネルギー効率”
六角形構造が優れているのは、感覚的な心地よさだけではありません。
工学的・物理学的にもその効果は証明されています。
✅ 1. 体圧分散に優れる
『The Journal of Applied Mechanics』(応用力学学術誌)などで紹介されているように、六角格子構造は他の格子(例えば三角・正方形)と比較して、外部からの圧力をより広範囲に分散できることが示されています。
これは、TPE素材のような弾性体と組み合わせると、理想的なクッション性能を発揮します。
✅ 2. エネルギー効率が高い
六角形の構造は、「同じ面積を最小の材料で作れる構造」として知られています。
建築や航空機の内部構造でも使われており、軽量かつ高強度という理想的なバランスを実現しています。
このエネルギー効率の良さは、寝返りのサポートにもつながります。
寝ている間にかかる圧力に柔軟に反応し、無駄な力を逃がしてくれるので、身体への負担が少なく、自然な寝返りが打てるのです。
🛏️ だから、「六角形」である理由がある。
眠れるもりの枕は、見た目のユニークさだけで六角形を選んだわけではありません。
自然界と科学の融合、
そして、快眠というゴールへの最短距離として、この形を選びました。
私たちは「かたち」ひとつにも意味を持たせます。
それはあなたの“深い眠り”のために。
🌲 最後に:自然から学び、眠りへ還元する
岡山の里山で、風の音とともに静かに生まれたこの枕。
その内部には、自然界の知恵と、最新の素材科学が宿っています。
「形が違うだけで、こんなに違うの?」
そう感じていただけたなら、きっとその秘密はこの六角形の中にあるのかもしれません。